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2007.11.05

エグゼと名のつくものって怖いよね

今回の青封筒では、グッズ地獄もさることながらエグゼクティブ会員の話題で持ちきりのようである。
僕も初めてこの情報に触れた時は色々と思うところがあったが、今は180度考えが変わった。
この程度でエグゼクティブとは片腹痛い。

年会費63000円。くしくも僕が以前練馬区某所で借りていたアパート(築年数不明[推定30年超]、2k、風呂トイレ別)の家賃と同額。安すぎる。遠征や大人買いを抑えれば十分払える金額ではないか?
せめて月額換算1万前後、気分としては月10~20万くらいは平気で払ってこそエグゼクティブと呼ばれるにふさわしいと思う。

特典。
1.あなたの写真入りエグゼクティブパスを発行!

2.エグゼクティブ仕様パスケースをプレゼント

3.チケットを先々行受付のご案内!

4.コンサートの限定特別シート(3列目までの中央寄り)に無料ご招待!

5.エグゼクティブ限定のファンクラブお問い合わせダイヤルをご用意!

6.お気に入りのアーティストの生写真を毎月1枚プレゼント!

7.お気に入りのアーティストのコンサート、イベントなどでバックヤードにご招待!

8.誕生月にはお気に入りのアーティストの声入りバースディカードをプレゼント!

なんだこれ。あまりにも不足。4はちょっとうらやましいと思うけど、抽選じゃなぁ。
仮にもエグゼクティブを名乗るなら、月に一回は会員限定ライブおよびメンバーとの懇親会開催、通常公演のチケットは優待価格で優先的に確保(位置は会員が指定可能)、現場への往復は自宅とドアツードアでハイヤー差し回し+遠方の会員のためにジェット機をチャーター、宿泊の場合は高級ホテルを優待価格で利用可能、・・・これくらいのことはやっていただきたい。
もちろん会員になるハードルは可能なかぎり高くする。ある程度の収入および資産があることはもちろん、身上調査や面接を通して家柄や人柄まで考査の対象とする。エグゼクティブとはそもそも企業の重役や管理職のことであるからヒラ社員やアルバイトは当然入会できない。
またエグゼクティブたる会員は他のファンの模範になるべき存在なので、定期的に勉強会を開いてその地位にふさわしい行動や言動を徹底的に叩き込む。ゴミを散らかしたり近隣住民の迷惑になったりなどはもってのほか。もちろん酒気帯びで入場などできないし、コンサート中に立ったり踊ったり叫んだりなんていうのもエグゼクティブにはふさわしくないかもね(笑)。あるいは逆に「率先して踊らなきゃ」とすべての曲で完璧なフリコピが義務づけられてダンスレッスンまであったりして。

ここまでやってエグゼクティブだよ。
世間に通用するステータスとそれに付随する(されるべき)ノブレス・オブ・リュージュがなかったら看板に偽りあり。


そう考えていくと、何のことはない。ただ月あたり約5000円の有料オプションというだけで、それ以上は何も明らかになっていない話。なので過剰な期待は禁物です。過剰に意識することも。
でも過剰に期待する人って出てきちゃうんだろうなー。二言目には「金払ってんだから」っていう人。ま、金払ったら払っただけ要求水準が上がるのは自然だろうけど、当然の要求と単なるワガママの区別がつかない人っているよね。「払った金に見合う満足を与えてくれる芸能プロダクション」なんてものが存在しないであろうくらいのことは、アップフロントと付き合っただけでもわかりそうなものだけど(笑)。
エグゼクティブ会員がおいしい目を見るってどうして決め付けられるんだろう。ギャンブルと一緒で「一番おいしいのは胴元」というところは崩してこないと思うんだけど。

先々行予約とはいえ、
「お席の位置に優先はございません。お席の位置は通常のファンクラブの先行受付の当選分と合わせての抽選で決定いたします」
とのことなので(どうでもいいが「の」が多すぎて文章として美しくない)、糞席が来るかもしれない。
抽選に外れて目当ての公演で限定特別シートに入れないかもしれない(※)。中央寄りというのは0ズレ大好きな人にはありがたくないかもしれない。
バックヤード招待といってもFCツアーのような2ショット撮影で終わりかもしれない。さらにいうなら、バックヤードとは倉庫のことであり「バックステージ」ではない。
月1枚来る推しの写真が撮りおろしであるとは限らない。
・・・etc.
要するに、まだ何もわかっていないのだ。今のところは静観したい。


(※)そもそも自宅からとんでもなく遠い場所の公演を指定されて「交通費の方がかかるじゃねーか!」なんてこともあるかもしれない。それなりの集客(=売上)が見込める首都圏の公演でわざわざ金にならない無料席を設定するとも思えないので、地方公演の席を埋めるための施策じゃないかと考える。もしかしたら地方在住の人の方が恩恵にあずかれるかもしれない。


「定職に就いておらず収入もない」ということのほかに僕には絶対にカードの審査に通らない事情があるので一般会員で続けるしかないわけだが、やる気とお金があって特典が対価に見合うものだと思える人は申し込めばいいし、そうでない人はスルーすればいい。無理しない範囲でやるのが楽しむコツだ。

格差なるものは会員カテゴリーじゃなくあなたの心にあるんじゃないの?

・・・なんてことは良席も推しメンとの特別な接触もあまり望んでいないからいえるのかもしれないな。
とにかくここは誰かに人柱になっていただいてですね、体験談を語っていただけると助かります(笑)。とんでもなく素晴らしい特典であったときは全力でうらやましがる姿をお見せできると思いますので。

これにお金使ってCDやDVDや写真やグッズを今までほど購入できなくなって「P2Pで済ませる」なんて人が大勢出たらそれはそれで寂しいし、もしかしたらあちらにも思わぬ痛手になるかもしれないなぁ。たぶんそんなことにならないようにどんどんイベント申込券をつけていくんだろうけど。


僕が昔出会ったある漢の話をしたい。
仮にミスターKと呼ぶことにするが、別に日本人皆殺しを企む秘密結社は運営していないと思われる。当時は確か東証一部上場企業でそれなりの役職に就いていたと記憶している。
某地下アイドルの現場で知り合ったのだが、そのアイドルの事務所も客の金をできるだけ多く毟り取ることしか考えていないような公演数やグッズ展開、さらに客のロマンチシズムやセンチメンタリズムをまるで理解しないビジネスライクなプロデュースワークで、現場に来る客のほとんどが何らかの不満を持っているという状態だった。
推しの卒業公演。幕が下りて客電が点いた瞬間、ミスターKは叫んだ。

「二度と来るかあああ!!!!」

実際それから、終わってからの飲み会に顔を出すことは何回かあったが、客席でミスターKの姿を見ることはなかった。今でいう「残念な人」としていくつかの逸話を持つ人ではあるが、「あれは筋が通ってるよね」と今でも語り草になっている・・・かどうかは知らないが僕の印象には残っている。

僕はこういう人好きだなぁ。僕は文句があってもこういうところで毒吐いて終わりにするだけのヘタレだから、揉め事にならない程度に行動に移せる人というのはうらやましい。


とはいえ、問題がまったくないとは思っていない。
供給する側は「有料オプションにお金払った人」程度の認識かもしれないが、受ける側は「こちとらエグゼクティブ会員様だ。金払ってんだぞ」となるかもしれない。なまじ金を払っているがために「自分の欲求は際限なく実現されるべきだ」と勘違いする者が現れて、重大なトラブルを引き起こす可能性は危惧している。
何をわざわざ余計な火種をおこしてるんだという気になる。


距離(感)の問題。
各自が心の中に引いていた、あるいはヲタの間で暗黙の了解事になっていた「ここから先へは踏み込まない」ラインが崩される恐れ(金で崩されるというのもそれはそれで情けない話)。
僕は握手会すら敬遠したくなるくらい浅いところにラインを引いている(その分妄想では深く踏み込むこともある)が、ラインの深い人、深く設定し直しちゃう人というのはいると思う。まぁ無理もないだろう。夢見ちゃうもんなぁ。
「踏み込めるけどあえて引く」ってのは大事だと思うよ。「足るを知る」と言い換えてもいい。
見解の分かれる話だと思うが、一般人相手にしない(できない)ことはアイドルにだってするもんじゃないと僕は思う。むしろより遠慮するという態度でいたい。遠慮のない人ってよく思われないしね。よく思われなくてもいいけど悪く思われたくはない。
モンスターカスタマーにはなりたくないし、モンスター化しかねない要因はできるだけ避けてとおりたい。だって僕はモンスターじゃないはずだから。


もしかしたら「金に余裕のある一部客層への優遇策」じゃなくて「モンスター化しそうな“限度をわきまえない”客のあぶり出し」なのかもしれない、なんてことも頭に浮かんだりして。そうだとしても、もしもの場合被害に遭うのが誰なのかを考えると危険だよなぁ。


(11月6日AM5:20頃追記)

見返りは君の笑顔と歌声だけでいい。
ヲタに矜持なるものがあるとしたらそれだと思ってきたし今も思っているけど、時代は変わっているのかな。

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